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2017.02.22
「Heart Rate」

例えるならば、ジグソーパズル。

一枚の絵を幾つかのピースに分解して、分解した物を再び組み立てるという、あのパズル。普通は、バラバラに散らばったピースを、元となる絵を見て、同じ色の系統別に集めたりしながら、再現という完成に向けて仕上げていく作業になるけれども、僕のやり方はちょっと違います。一枚ではなく、ランダムな複数枚の絵から切り取られた膨大なピースの中から、その時々の感覚にフィットするピースを選ぶことから始まり、それに寄り添うようなモノを探し出し、重ね合わせていく。感覚は合うけれども微妙に形が違うというピースの場合、少し削ったり足したりもしながら。そうして最終的な完成形を想定することなく、感覚だけで積み上げていく。出来上がった絵は、複数枚の元の絵とは似ても似つかない、まったく別のもう一枚の絵になります。僕にとって大事なのは、作品が完成されることよりも、その一連の作業の中に身を置いている瞬間です。そこには自分だけの自由な世界があり、数々の発見があって、毎回、エキサイティングな感覚を味合うことができます。デジタルという言葉の響きには、無機質とかプラスチックのようなイメージも付きまとうかもしれないけれど、それを全面に押し出したいというわけではなく、エモーショナルな音楽を作るために、今の僕にとっては欠かせない重要なツールになっているということです。複数の絵というのは、方向性が違う、もしくは、そもそもジャンルが違う音楽、音素材のこと。ハードディスクに眠る膨大なピースの中から原石を見つけ、誰も聞いたことの無いような、美しくも儚い幻のような音に磨き上げていく。息づいているような、鼓動が感じられるような音。それぞれの音のキャラクターが寄り添いながら一つの世界を築いていく。そういう音作りに憧れ、夢中になって遊び倒しているのが、今の僕の音楽です。

リラックスした環境で楽しんでもらえると嬉しいですが、作業時のBGM的な聞き方もありだと思います。

例えるならば、ジグソーパズル。

一枚の絵を幾つかのピースに分解して、分解した物を再び組み立てるという、あのパズル。普通は、バラバラに散らばったピースを、元となる絵を見て、同じ色の系統別に集めたりしながら、再現という完成に向けて仕上げていく作業になるけれども、僕のやり方はちょっと違います。一枚ではなく、ランダムな複数枚の絵から切り取られた膨大なピースの中から、その時々の感覚にフィットするピースを選ぶことから始まり、それに寄り添うようなモノを探し出し、重ね合わせていく。感覚は合うけれども微妙に形が違うというピースの場合、少し削ったり足したりもしながら。そうして最終的な完成形を想定することなく、感覚だけで積み上げていく。出来上がった絵は、複数枚の元の絵とは似ても似つかない、まったく別のもう一枚の絵になります。僕にとって大事なのは、作品が完成されることよりも、その一連の作業の中に身を置いている瞬間です。そこには自分だけの自由な世界があり、数々の発見があって、毎回、エキサイティングな感覚を味合うことができます。デジタルという言葉の響きには、無機質とかプラスチックのようなイメージも付きまとうかもしれないけれど、それを全面に押し出したいというわけではなく、エモーショナルな音楽を作るために、今の僕にとっては欠かせない重要なツールになっているということです。複数の絵というのは、方向性が違う、もしくは、そもそもジャンルが違う音楽、音素材のこと。ハードディスクに眠る膨大なピースの中から原石を見つけ、誰も聞いたことの無いような、美しくも儚い幻のような音に磨き上げていく。息づいているような、鼓動が感じられるような音。それぞれの音のキャラクターが寄り添いながら一つの世界を築いていく。そういう音作りに憧れ、夢中になって遊び倒しているのが、今の僕の音楽です。

リラックスした環境で楽しんでもらえると嬉しいですが、作業時のBGM的な聞き方もありだと思います。