たくさんのメールありがとう。
鎌倉に来てくれた人達、
みんなに楽しんでもらえたんだということが伝わり、
とても嬉しい気持ちです。
昼間も良いお天気だったから、
名所巡りや、
観光も満喫できた人もたくさんいたみたいだしね。
鎌倉という土地自体はもちろんのこと、
「歐林洞ギャラリーサロン」という、
あのホールの独特の雰囲気は、
アコースティックなライブには、
最高なシチュエーションなんだということも、
あらためて実感したライブでした。
一見、ゴージャスで厳粛なムードではあるけれども、
いざ演奏を始めると、
徐々にではあるけれども、
音楽への集中力を高めさせ、
暖かくミュージシャンを後押ししてくれるような、
そんな「気」が宿っているホールです。
これから毎年、やれたらいいなと思います。
「ナイロンナイツ・バンド」の演奏も素晴らしかった。
それぞれのミュージシャンが個性的で、
高い演奏力を持っていることは最初からわかっていたことで、
僕はその上で、いつも安心して自由に遊ばせてもらっていた。
でも今回は、何かが違っていた。
僕も含め、もっと高いところで「ひとつ」になっていた。
一人ひとりの音がはっきりと聞こえ、
個々のプレイにみんなが呼応して、
瞬時にして、
緻密にサポートしていくような、
今までにない、
一体感を感じることができた。
一人ひとりの個性が溶け合って、
ひとつの大きな塊となり、
今まで誰も聴いたことのない、
まったく新しいサウンドが出来上がった。
「ナイロンナイツ・バンド」は、
本当のバンドになった。
これは無意識だし、
予想外なことだっただけに、
本当に嬉しい出来事で、大いなる発見でした。
この愛すべき人達と、
あとどれくらい一緒に演奏できるのかは、
誰にもわからないことだけど、
その一瞬、一瞬を、真摯な気持ちで受け入れて、
全力で楽しんでいきたいと思います。
応援、よろしくね。